3月9日(土)、スピーチ勉強会の3回目を実施しました。今回も15名の方にご参加いただきました。有難いことです!
今回は「内容・構成」と「話し方」を90分でまとめてやったので、皆さんのアウトプットの時間が過去2回に比べて限られていたのですが、それでも終了後、残って下さった方達に感想をお聞きすることができました。
2つの悩み
皆さん悩まれているのが「話す時に頭がゴチャゴチャになってしまう」ということ。これは私も経験がありますが、話す前にメモなどにポイントを書いておくと、かなり防ぐことができます。
それとともに、今回の勉強会でお伝えしているのは普段の気づきを「出来事ー気づきー行動」のように3ステップで書き出していくことです。
これを書き出して、順番通り話すと、1分程度のスピーチはすぐできますし、こちらにもう少しあなたのストーリーや根拠となるデータやを足すと3分のスピーチにもなります。
つまり、1つネタがあれば、そこに足すものを加えて、ボリュームも自在に変えていくことができますし、「あなたの経験」を「聞き手の気づきになる話」にすることもできます。最初に必要なのはとにかく「書き出す」というプロセスなんです。
もう一つのお悩みが「人前で話すのは緊張する」ということですが、これはこの2つのことでかなり解消できます。
・自分のその場で求められている役割を考えてみる。
・「見られる」より「見る」意識を持つ。
自分の「役割」については、あなたがその場で求められているスピーチが「ベテラン」としてのものなのか、「新入り」としてのものなのかという「経験」が一つ挙げられます。また、その場で「先生」的な立場のものなのか、「生徒」的立場のものか、というその名の通り「役割」としてのものなのか、影響しますよね。以前、こちらに記事を書いたので参考にしてみて下さい。
そして、「見られる」より「見る」は言葉通りです。聴衆から「自分の言っていることを変だと思われたらどうしよう」とか「話し方が下手だと思われたら」と、意識が自分(内側)に向いているから緊張します。でも、自分が聴衆を「観察する」、自分の主張を「伝える」つもりで、意識を外に向けると、不思議と緊張せずに伝えられるものです。
この2つはお伝えすると、皆さん納得していただけるのですが、気づくと忘れてしまうものです。私も自分の体が記憶するまで、それを意識したいですね。
実はずっと悩んでました・・・
今回私は自分の所属するコミュニティ外の人たちの前で、初めて講師をさせていただいたのですが、実は最初はかなりプレッシャーがありました。自分の学んできたことをアウトプットしたい気持ちはずっとあったのですが、なかなか一歩踏み出す勇気がありませんでした。
そして、一人ではいつまでもできない、と思ったので、年末の一時帰国時にたまたまスピーチのお悩みをお聞きした友人の神野和俊さんに「じゃあ、一緒にやりません?」とコラボを呼びかけたのです。
「とりあえず1回」やるつもりで走り出したのですが、やっていくうちに、「あれもやってみたらどうだろう?」「これはどうだろう?」と構想が湧いてきました。でも、最初の「1回目」をやっていなかったら、今頃きっと、以前と変わらず何もしない自分でいた気がするので、背中を押してくれた神野さんには大感謝です。
参加者の皆さんが、優しい目線で、温かくコメントして下さるというのもあるのですが、終わった時に「〇〇に気づけて良かった」「今度から〇〇を意識します」と言って下さると本当に嬉しく、お伝えした甲斐があったなぁ(泣)!、と心底思えます。まさに、「恥ずかしい」という「内向きの意識」を封印して、「伝えよう」と外に向かった自分を褒めることにします!
アウトプットの場を増やします!
次回は少し先になりますが、4月28日(日)に「自己紹介ミニ講座&スピーチ・フィードバック会」という、これまでとはちょっと変わった勉強会をやる予定です。
前半、私から自己紹介のための簡単なレクチャーをして、後半はそれを取り入れながらのスピーチ実践&フィードバックをするという構成です。
やはり、今回3回実施してみて、一方的な講義だけでなく、皆さんが実際に学んだことを使ってアウトプットしていただく、ということの大切さを感じています。それを受けて、現在講義×練習を回していく、そんな「スピーチ道場(仮称)」的なコミュニティを計画していまして、その体験的なイメージで予定しています。
私たちも日々試行錯誤で構想を練っていますが、「実践の場」を作ることにはワクワクしています!ご興味ある方は是非、28日に体験にいらして下さい。スピーチをブラッシュアップしていきたい方のご参加をお待ちしています!
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