「人前で話すのは苦手」、「頭の中のことがまとまらない」という方は多いと思います。
ㅤなぜ、頭では色々考えているのに、言葉にするのが難しいのでしょうか?
ㅤ
原因は色々ありますが、例えば、こんな理由が考えられます。
・これまで学校などで「話し方」を学んでこなかったので、そもそも基礎的な知識がない
・頭の中に浮かんだことを言語化する練習をしていない
・人前で話す経験が少ないため、「場」に慣れていない
・自分のアピールすべき「強み」や克服すべき「課題」がわかっていない
ㅤ
私自身もそんな課題をずっと抱えていました。もちろん、今でも「いつも完璧」とは言えないのですが、だいぶ克服できたと思っています。
頭の中を「言語化する」
私の場合、一番効果が高かったのは「頭の中のことを言語化すること」でした。
人はボーっとしているように見えても、起きている時間は色々な考えが頭の中を巡り続けています。意識していようといまいと、脳は働き続けているのです。
ㅤ
それを「整理」しないままだと、頭の中はごちゃごちゃ、当然言葉にする時に突然それが順序良く整理されて出てくる、ということはありません。
ㅤ
ならばそれを書き出して整理してはどうか?というところがスタートでした。私の場合は『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング 』の著者赤羽雄二さんの「A4メモ書き」を始めたことがスタート地点でした。1回に5~10枚(赤羽さんは1日10枚以上を推奨)くらい書き出すと、頭の中でモヤモヤしていることが吐き出され、脳内がクリアになる感じがあります。
ㅤ
そして、何かを発表したり、まとめる時にもこの「A4メモ書き」はお勧めです。いきなりプレゼン原稿を書き始めるよりも、「自分の本当に伝えたいこと」を書き出した上で、構成を考えていきます。
ㅤ
スピーチも全く同じです。「自分の言いたいこと、伝えたいこと」をまず紙に全部書き出して、方向性を固めます。その上で、構成を考えて骨組みを作ります。
そこに自分のオリジナルの原体験を辿ったり、エピソードを思い出しながら、ストーリーの要素を加え、肉付けしていきます。「原体験」や「ストーリー」については過去ブログ記事を色々書いているので参考にして下さいね。ㅤ
「伝わる!スピーチ道場」でできること
そんな風にしてスピーチを作成していきますが、なかなかこれを順を追って一人でやっていくのは難しいのです。そんな背景から、私はスピーチを作り、練習し、発表するところまでを一貫して練習するコミュニティ「伝わる!スピーチ道場」を運営しています。
ㅤ
このコミュニティでやることは以下の通りです。
・毎月のワークショップでの講義&実践
・月2回の練習会@Clubhouse&自主練へのコメント(アーカイブ視聴)
・講師(私)との1 on 1を期間中2回
・日々の投稿に講師がフィードバック(好きなだけ)
・リアル懇親会(年末に予定)&ミニレクチャー
・最終発表会
ㅤ
先月1期(5-9月)を終えたところですが、参加された皆さんからは以下のようなご感想をいただきました。
・ゆりさんとお話をしているうちに、どんどん伝えたいことと流れができあがっていって驚きました。
ㅤ
・スピーチ原稿のまとめ方について、講義や1on1でしっかり指摘してもらえるところが良かったです。ゆりさんが、優しい話し方で、やや厳しいコメントをくださったところが良かったです。
ㅤ
・発表会で参加者のみなさんの想いや人生など様々なことを知ったり、共感できたことです。
ㅤ
・ゆりさんのフィードバックが素晴らしかったです!
ㅤ
・初めて会う方にもまとまった自己紹介や印象に残る話し方を学べたことです。ゆりさんからの細やかなアドバイスもとても勉強になりました。
ㅤ
・自分の想いをまずは文章で書き出し、スピーチという形でアウトプットできたこと、そしてそれを受け止めて頂ける環境があったことが良かったです。
「1on 1」でサポート
この講座では1 on 1でのミーティングや実際のスピーチをする場で私がフィードバックすることで、お一人お一人のスピーチや伝えたいポイントをより明確にし、効果的に伝えるお手伝いができます。
実は1期の開始当初はこの「1 on 1」はメニューに入っていなかったのですが、実際にやらせていただいたところ、お一人お一人との面談は、最後のスピーチをまとめる上で、とても良い効果がありました。スピーチ作りに効果があるのは当たり前かもしれませんが、私自身もお一人ずつとお話しさせていただくことで、より親近感が湧き、「もっとサポートできることはないか?」という気持ちになりました。そして、「もっと最初からお話できていれば、より良いものができたのでは?」と感じましたので、今回からは2回設けることにしました。
ㅤ
初回ではお一人お一人の目的や目標を定めつつ、どんな内容でスピーチを作っていくかを検討、そして2回目はそれまでのアウトプットを総合して、最終的なスピーチを仕上げるお手伝いをします。限られた時間なので、お一人ずつ時間をかけてコンサルをする、という主旨ではありませんが、前期の経験からも、一通りのお役には立てるのではないかと思います。
4ヶ月間かけてスピーチを積み上げる
また、今期では毎月のワークショップに加え、以下ブログでご紹介した手順で、4ヶ月かけてブログを準備し、積み上げていくことを予定しています。具体的には毎月のワークショップ(テーマは「伝わる!スピーチ道場」サイト参照)に組み合わせ、課題として毎回やるべきこと(以下①~④)ご案内していきます。
ㅤ
①スピーチの方向性を決める
②原体験を振り返る
③ストーリーの要素をを加えていく
④完成させる
ㅤ
そうすることで、ワークショップの内容と、最後のスピーチを連動させて、毎月無理なく要素を積み上げて、スピーチ作っていくことができます。
「日々のアウトプット」でブラッシュアップ~投稿大歓迎!
また、ここでは講座生専用のFacebookグループページの下に、各メンバーの「専用スレッド」を用意しています。そこに受講生の皆さんは自由に投稿ができます。日々の気づきや課題をアウトプットいただくと、私がお一人お一人にフィードバックさせていただきます。例えば、「順番をこうするとより良くなる」とか「〇〇をテーマにした話にも転用できる」など、皆さんが気づかれていない視点を提供することができます。
ㅤ
実際にこうして日々アウトプットをしていただくと、その分だけ「スピーチのネタ」ができます。是非この場を活用して、使い倒してください!
「練習の場」も提供
今回は月2回の練習会を開催、私が毎回フィードバックを行います。練習は音声型SNS「Clubhouse」を通じて行います。顔出しの必要がないので、お気軽に参加いただけます。もちろん、自主練も大歓迎!アーカイブや録音を残していただければ、私が後日フィードバックします。実は前期はこの自主練のみだったのですが、やはりこちらで主催する練習会があると有難かった、というお声をいただき、今回から取り入れています!
ㅤ
実際に声に出してスピーチをしてみると、色々と気づくことがあると思います。長いスピーチでは全てを暗記する必要はないのですが、「1分/3分」等時間の感覚なども、練習の場を通じて身に着けていただければと思っています。
「発表の場」があるから頑張れる!
「伝わる!スピーチ道場」では最終月(1月)に発表会を予定しています。オンラインですが、1人7分程度、これまで準備してきたスピーチを発表します。発表する場があると、それに向けて練習をしますし、ただ何となくスピーチを勉強した、作った、だけではなく、最後に「やり切った」と感じていただくことができると思います。
実際に1期で最後発表された受講生の方からも「最後発表ができて自信になった」「皆の前で発表できて吹っ切れた」などのお声をいただいています(皆さんの終了後の清々しい笑顔はこちらから)。また、今回は12月(年末)の私の一時帰国機会を利用して、リアル懇親会とミニレクチャーも予定していますので、その時にも直接ワンポイントアドバイスをさせていただきます。
ㅤ
以上、長くなりましたが、これが「伝わる!スピーチ道場」でご提供できることです。「書くこと」、「自分に向き合うこと」、「話すこと」を総合的に練習することのできる場です。現在10月20日~スタートする「第2期」のメンバーを募集しています。ファシリテーターはプロシニアを広げる活動など、複数のコミュニティを主宰されている神野和俊さん。話す内容、話し方、両面を鍛えて自分と向き合う4ヶ月間を過ごしませんか?
コメント