ストーリーテリングについて語るブログ

原体験を振り返ろう(その3)~自分の夢、叶えたかったこと(振り返り)

これまで、「原体験を振り返ろう」というテーマで自分の好きだったこと、苦労したこと・乗り越えたこと、夢・叶えたかったこと、について書いてきました。今日はその総まとめとして、これまでの海外経験などからどんな学びがあったのか、これからどうしていきたいのか、について書こうと思います。

前回のブログではニューヨークに駐在することになった経緯や夫の専業主夫生活などについて書きました。

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気付けば通算で10年以上の海外生活になる私なので、「さぞかし外国人化しているのでは?」と思われるかもしれません。しかし、実際はそうではありません。確かに、各地で様々な影響を受けましたが、「根っこの部分」は日本人らしい私です。でも、海外生活での経験は自分の視野を広げたり、新しい考え方や習慣を取り入れる形で現れています。

各地で学んだこと

ここで私が各地で学んだことを書いてみます。

フランスでの学び:「よく休み、よく働く」。一見矛盾しているようですが、適切な休息があってこそ高い生産性が生まれるという考え方です。無理をせず、しかし「やるときはやる!」というフランス人のスタイルには見習うべき点が多くありました。日本の組織では実践が難しい面もありますが、バランスを取る努力は価値があるし、トライし続けたいです。

サンフランシスコでの発見:「まずはトライ」と「強みを活かす」。シリコンバレーならではの「失敗を恐れない挑戦精神」と「個々の強みを活かす」という実践的アプローチに触れました。多くのイノベーションを生み出す原動力になっているこの考え方を取り入れ、「まずやってみよう」と思えるようになりました。

ニューヨークでの気づき:「まず声をかけてみる!」ニューヨーカーは一般には冷たいイメージがあるかもしれませんが、意外にも親切で義理堅いところがあります。ここでは積極的にコミュニケーションを取ることの大切さを学びました。以前、以前こんなハートフルな経験もし、「人と関わること」の重要性を再認識しました。

これらの経験に共通しているのは、「あれこれ考えて悩むよりは動いてみる」、という姿勢です。私自身もこれまで、「あれこれ悩んだけど、やってみたら案外何でもなかった」ということがよくありました。この「行動first」の考え方は、海外生活を通じて身についた最も大きな成果かもしれません。

あの時の「失敗」がなかったら?

私が人より多く経験したことがあるとしたら、こうした多様な環境に身を置けたことだと思います。海外に憧れて飛び込んだボランティア活動や留学、そこからの就職~駐在生活。そもそもの、最初の発端は学生時代の手痛い失敗でした。でも、その失敗がなかったら、恐らく今の私はいません。何となく無難に就職をして、まったく違う人生を歩んでいたのではないかと思います。

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「できれば痛い目に遭いたくない」、「失敗なんてしたくない」と思うのが人の常ですが、前にも書いたように、たった一つの失敗がこんなに人生を広げてくれたのだから、「もっともっと失敗しておけば、私の人生はもっと面白くバラエティに富んでいたのかな?」とも思います。

一方、そのことは十分身をもってそれをわかっているはずなのに、まだ高校生、中学生の子ども達にはついつい失敗を避けるような言い方をしてしまいます。でも、今回自分の半生を振り返っていて、失敗こそが自分の可能性を大きく広げてくれた、と改めて感じました。失敗して、落ち込み、「そこからどう這い上がるか」、「どうしたら今より良い未来が描けるか」、自分なりにたくさん考えて、行動しました。そのプロセスが私を大きく成長させてくれたのです。

だから、今回のことをきっかけに、今度はもっともっと、これからの彼らの未来を信じよう、余計な口出しをするのは止めよう、と今ここで誓うことにします!そして私も、そんな彼らに自信をもって背中を見せられるよう、これからも新しい挑戦に臆することなく取り組んでいきたいです。好奇心を持ち続け、新しい発見や学びを追求していきます!ㅤ

「やりたい」ことは迷わずやろう!

今後やりたいことは、行きたい場所に数ヶ月ずつ滞在して仕事や生活をするような生き方です。会社員にはなかなか厳しいですが、日本と海外の好きなところ、行ってみたいところを巡ることができたら良いですね。そして、そんな生活をしながら、もっともっと自分の言葉で語れる人を増やしていきたいです。人生は有限、自分の好きな形を模索して行動に移していきます。


これまで自分が「女性だから」「子どもがいるから」といってやりたいことを諦めなかったように、これからも「もう〇歳だから」「今更この年でやっても…」と思わずに、「やりたい」と感じたことを迷わずトライできる自分でありたいです。だって、たった1回きりの私の人生だから。

海外に行ってみたいけど躊躇している方、是非飛び込んでみてください。国や環境にもよりますが、あなたが思っているより、たぶん、世界は優しいです。そして、少々失敗したとしても、それは必ず「糧」となり、何倍にもなって帰ってきます。できるだけ多くの経験をして、昨日より1ミリでも、バージョンアップした自分を作り上げていきましょう!

書くことは「心のデトックス」

これで私の原体験への旅は一旦終了します。自分の人生を振り返ることで、改めて自分の原点を見つめ直すことができたし、自分が色々な願いと巡り合わせでここまで辿り着いたのだな、と実感しました。そして、折角巡り合ったご縁をもっと繋げていきたい、後半はもっと自分の願う方向に自ら歩んで近づいていきたいな、と思っています。

お読みいただき、ありがとうございました。書きながら、当時の色々な思いがこみ上げてきたけれど、書くことで自分の中できれいに浄化されていった気がしています。「書くことは心のデトックス」だなぁ、とつくづく感じました。あなたも良かったら、あなただけの原体験を振り返ってみて下さいね。

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この記事を書いた人

米・ニューヨーク在住。ストーリーを使った「ストーリートーキングⓇ講座」認定講師。スピーチコミュニティ「伝わる!スピーチ道場」主宰。
こちらのブログでは「ストーリーテリング」、「スピーチ」を中心に、書くことで人の強みを発掘し、話すことで相手の心を掴む話し方、をテーマに書いています。

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