ストーリーテリングについて語るブログ

英語学習×ChatGPT~音声入力の可能性は無限大!

英語学習とChatGPTはとても親和性のある組み合わせです。特に「音声入力機能」が使えるようになってから、その便利さが各段と増しました。今回は私も実際に試してみた方法を取り入れながら、ご紹介します。ちなみに、音声入力機能は現在スマホではiPhoneのみに搭載されている機能です(PC上で使う場合、Google Chromeの「Voice in」などの拡張機能を使ってください。

最初にiPhone上での設定ですが、まずChatGPT(Open AI社の白いアイコンが目印)のアプリをダウンロードして、ログインしてください。入力は文字入力(Chat画面に入力)、音声入力共に可能です。音声入力をする場合、画面の右下に「ヘッドフォン」のマークが登場しますので、そこをタップして始めます(初回は「設定」画面で音声モードの設定をします。現状4つの声の選択肢があります)。

英会話の練習相手として

英語学習は何といっても実際に話してみる=アウトプットの場が必要です。今までそのために英語学校に通ったり、ネイティブスピーカーの話し相手を探したり、日本にいると大変なことが多かったと思います。それがChatGPTの登場以来、無制限にどんな話題でも相手をしてくれます。

ただひたすら英語でおしゃべりすることもできるのですが、折角なのでいくつかの指示を出して、より有効なアウトプットにしていきましょう。例えば、以下のような指示をしてみてください。

【英会話の相手として】
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あなたは英会話の先生として私の会話の相手をして下さい。その際に以下のことをして下さい。
・会話のように一文ずつやり取りしてください。
・間違った表現、単語があれば指摘して、修正案を提案してください。
・その表現や単語を使って簡単な英文を作り、リピートするよう指示してください。
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このように指示すると、実際の会話をした上で、修正点があると「Just a small collection:」として修正点と修正案を提案してくれます。

ちなみに、この機能、英語だけでなく、日本語のスピーチでも有効です。音声入力の精度も数ヶ月前と比べるとかなり良くなっていますので、以前はできなかった感情表現の読み取りもしてくれるようになりました。
(ChatGPTー4oの発表会であったような、ChatGPT自体が感情表現豊かに話す機能はもう少し後になるようです)

商談、面接のシミュレーションとして

この英会話の延長戦上で、実際の商談(面接)相手としてシミュレーションすることも可能です。例えばあなたが実際に商談(面接)がある場合、具体的に以下のように指示すると、本番さながらに会話してくれます。出張や会議前などに有効な練習相手になってくれること請け合いです!

【商談(面接)の相手として】
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あなたは私(アパレルメーカーの営業担当)の商談相手として私の会話の相手をして下さい。
その際に以下のことをして下さい。
・アメリカのアパレルメーカーのA社として振舞う(具体的なURLがあれば入力)。
・私の提案する内容について、質問や意見を述べて下さい。
・間違った表現、単語があれば指摘して、修正案を提案してください。
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もちろん、実際のA社の回答と同じではないですが、A社の内容を理解した上で対話をしてくれるので、事前準備としてはかなり有効ですね。面接の場でも同様に、志望する会社のURLを入れてシミュレーションしてみてください。事前にこうした実践練習ができると、本番でも落ち着いて対応できるはずです。

スピーチ練習に

次に、現在私が練習している英語スピーチのアウトプット練習をしてみました。全体をいくつかのパートに分け、1つのかたまりごとにアウトプットします。「発音や読み方でおかしいところがあれば修正してください」、「『really』の発音をチェックしてください」、「良い練習方法を教えてください」などと指示すると、「Here are a few tips for even better delivery:」として、いくつかの改善ポイントや発音のためのアドバイスを教えてくれました。

こうしたフィードバックは音声のやり取りはもちろん、テキストとしても残りますので、改めて視覚情報として見たり、コピー&ペーストで保存しておくこともできます。発音指導をお願いしたところは発音記号まで入ってました!

これまで、先生や仲間など「生身の人間」でないとフィードバックがもらえなかったのですが、こうしてChatGPTがフィードバックしてくれるのは良いですね。次回の発表の前までにどんどん活用していきたいと思っています。
なお、まだ機能としては搭載されていませんが GPT-4oには今後カメラ機能も搭載されるそうです。この機能がつくと、口の動きや姿勢なども見てコメントをしてくれることができそうで、さらなる可能性を感じます!ㅤ

翻訳も自在

言わずもがなですが、ChatGPTは翻訳も得意です。日本語⇔英語はもちろん、多言語対応なのでタイプできる限り何語でもOKです。私が日々実際に使っている実感としては、生成AIが出してくれる英語は他の翻訳ソフトより、さらに自然でクオリティが高い気がします。これは生成AIに「翻訳」という概念があるわけではなく、過去の学習データから得た知識を使い、入力テキストと最も適切な対応を見つける、という方法で生成していることが関係しているのでしょう。実際、私は普段英語メールの作成時、翻訳ソフトではなく生成AIを利用する頻度が増えています。

通常の翻訳ソフトのようにテキスト貼り付け、ファイルの読み込みでもできますし、テキストとファイルを組み合わせて、「添付の日本語の研修プランを英語で作成してください。その時に盛り込む要素は〇〇、△△です。」などのように、日本語で指示して、英語(多言語)で成果物を出してもらうことも可能です。言語の垣根を越えて指示ができるのが生成AIの一番の醍醐味かもしれません。また、出力される英語のレベルも「中学生でも理解できるレベルで」、「フォーマルに」など、指定ができますので、「本当にこの人が書いた英語?」というような「翻訳ソフトあるある」のミスマッチもありません(現在はDeepLなどではAIが導入されており、英語レベルを調節することができます)。

以上、ChatGPT×英語学習のアイディアをいくつかご紹介しました。音声入力の精度が上がり、ますます便利になったChatGPT、あなたが語学学習をしていたり、英語でお仕事をしているなら、是非今日から取り入れてみてください!

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この記事を書いた人

米・ニューヨーク在住。ストーリーを使った「ストーリートーキングⓇ講座」認定講師。スピーチコミュニティ「伝わる!スピーチ道場」主宰。
こちらのブログでは「ストーリーテリング」、「スピーチ」を中心に、書くことで人の強みを発掘し、話すことで相手の心を掴む話し方、をテーマに書いています。

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