ストーリーテリングについて語るブログ

伝わる!スピーチの作り方(その3)~ワンメッセージ&行動を喚起する

前回、前々回と「伝わる!スピーチを作成する」というテーマでブログを書いています。前々回、前回では「スピーチの目的、方向性」、「原体験を振り返る」をテーマに書きました。

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ワンメッセージ=スピーチ(ストーリー)の「結論」

ワンメッセージ=スピーチの結論、ゴール

3回目の今回はズバリ「ワンメッセージ(キーメッセージ)」を入れるということをお伝えしたいです。


スピーチの目的や方向性が定まり、子ども時代などの原体験と結びつくと、スピーチは大方出来上がり、のような印象を受けます。でも・・・何かが足りません。それは「今回のことで伝えたいメッセージは何か?」という点です。言い換えれば結論とも言えます。


例えばあなたが過去の経験を話し、現在やっていることを伝えたとしても、最終的な目的が「集客」だとしたら、伝えるべきは「私のお店(講座)で一緒に○○しましょう」、「私たちと一緒にこのコミュニティで将来の仲間づくりをしませんか?」という点ですよね?

もちろん、これをスピーチの冒頭から伝える必要はありません(むしろ逆効果です)。
ㅤでも、最終的にこの目的を伝えずに「私はこれからも一生懸命この技術を磨きたいと思います」や「私たちのコミュニティは今後も進化し続けます」などで終わってしまったら、聞き手は取るべきアクションがありません。「ああ、すごいな」、「頑張って下さい」などで終わってしまいます。「それで?」の先のアクションがないのです・・・。

だから、スピーチの結論であり、ゴールである「ワンメッセージは何か?」、「スピーチがワンメッセージと合っているか?」を常に意識して原稿を作りましょう。

CTAー具体的な行動を促す

集客などのスピーチの場合、ワンメッセージのその先にもう一つ、大切なことがあります。それは、「具体的な行動を促す」ということです。これは「CTA(Call to Action):具体的な行動を促す」という考え方です。これについては、この今井孝さんの動画でとてもよくまとっているので、是非ご覧になってみて下さい。



ちなみに、余程記憶力が良かったり、集中して聞かない限り、人の記憶力はそれほど長く続かないと言われていますので、本当に伝えたいことは一度ならずとも二度、三度繰り返し伝えても良いでしょう。
いかがでしょうか?今回はスピーチの「ワンメッセージ」と「CTA(具体的な行動を促す)」についてお伝えしました。これらを意識してスピーチを作り上げていくと、スピーチ全体の整合性が取れ、目的にかなったお話ができますので、是非この点を意識してくださいね!
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この記事を書いた人

米・ニューヨーク在住。ストーリーを使った「ストーリートーキングⓇ講座」認定講師。スピーチコミュニティ「伝わる!スピーチ道場」主宰。
こちらのブログでは「ストーリーテリング」、「スピーチ」を中心に、書くことで人の強みを発掘し、話すことで相手の心を掴む話し方、をテーマに書いています。

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