ストーリーテリングについて語るブログ

話し方を無理してうまくなる必要は一切ない!

最近の私のイチオシ、今井孝さんの『誰でもできるのに9割の人が気づいていない、話し方・つながり方』。今井さんのSNSでこの本がこちらに紹介されていることを知り、拝見しましたが、ご本人の仰る通り、とても良い解説だったので、私もシェアしたくなりました。この動画を見たら、この本がますます読みたくなると思います。学識サロンのまぁ~さんの言語化力、伝える力に脱帽です!

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カギは自己肯定感。

結論。「話し方を無理してうまくなる必要は一切ない!」

こう言い切ってしまう潔さ。本書では「話し方がうまくなりたかったら『大阪のおばちゃん』を見習え」と言っています。「大阪のおばちゃん」は海外であろうとどこであろうと、堂々と「私は大阪の人間なので英語なんて話さなくて当然。」で通してしまいます。

これって、言っていることはわかるし、実際そうだけど、一体「何でそういられるのか?」が自分の中ではあまり腑に落ちていませんでした。でも、本書を読んだり、スピーチの勉強会をやって、話し方に悩む人たちの声を聞いていて気づいたんです。

「カギは自己肯定感かも」。

そう、おばちゃんたちは「自分は自分のままで良い」と思っているから、英語が話せなくても、わからないことがあっても、「わからない」と言えるし、堂々としていられるのです。でも、多くの人はなかなかそれが言えません。「英語くらい話せなくちゃ」とか、「全然わからない、と思われちゃ恥ずかしい」という気持ちが先に立ちます。つまり、「自分が何者であるか」、よりも「こうあるべき」、が先に立ってしまうんです。

だから、肝心な時に自分を出せないし、知ったかぶりをしてしまいます。勝手に自分のハードルを上げて、「こうでないと・・・」と思ってしまいます。私にも何度も経験があります。友人の結婚式のスピーチで、アナウンサーのように話さなくちゃ、と思ったこと。海外で初めてプレゼンをした時、「下手だと思われないようにやらなくちゃ」とドキドキハラハラしたこと。clubhouseでモデレーターをした時、「たくさんの人が聴いているから、上手に進行しなくちゃ」と神経質になっていたこと・・・。

そういう時は緊張ばかりして、あまり楽しめなかったんですよね。あの時、この本を読んで、「等身大の自分のままで良い」、「周りが求めているのはこちら側の自分」と知っていたら、あんなに胃がキリキリすることもなかったんだろうな、と思います。その時の私に言いたいです、「そんなに気を張らなくてもいいよ、楽しんで!」って。

「目的」と「役割」が分かっていれば怖くない!

私自身の体験や、これまで話し方とかスピーチの勉強会をやる中で体感したのは、多くの人が自分の中に「理想像」があり、皆その人になろう、近づこうと頑張っている、ということ。私も本当に、つい最近まで、ずーっとそうでした。でも、今は「こうしてちょっと緊張している自分」であっても、気持ちを乗せて言葉を運んでいける人でありたいな、と思いますし、参加して下さる人たちにもそのことを伝えたいです。

具体的には、自分のその場における「目的(何のためにそこにいて、話すのか)」と「役割(その場で求めれているキャラ)」を考えてから話すとスッと役に入り込むことができます。たとえば、あなたが初心者として「政治勉強会」に出るのなら、そのその「役割」は「私、初心者です。何もわかりませんが、よろしくお願いします!」と言えば良いのです。決して「知ったかぶり」をして、ドキドキヒヤヒヤしながら参加する必要はありません。誰もあなたにその「役割」を求めていないのですから。

先日も書きましたが、本書は自己紹介にもつながる、自分のルーツ(これまでたどってきた道)とゴール(未来の目標、目的)から考える「キャラ設定」の方法や「話さなくて良い仕組み作り」、「人生が変わる聞き方のコツ」など、一冊であらゆることに役立つ人生のスキルが満載の良書です。何より、あの、肩の力が抜けて、淡々とお話しする今井さんのナチュラルさも魅力です!是非、一度お手に取ってみて下さい。

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この記事を書いた人

米・ニューヨーク在住。ストーリーを使った「ストーリートーキングⓇ講座」認定講師。スピーチコミュニティ「伝わる!スピーチ道場」主宰。
こちらのブログでは「ストーリーテリング」、「スピーチ」を中心に、書くことで人の強みを発掘し、話すことで相手の心を掴む話し方、をテーマに書いています。

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