相手に届く、心に響くスピーチ– category –
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相手に届く、心に響くスピーチ
心を「言葉」にしてみよう(その1:「ありがとう」のその先に)
最近は「スピーチ勉強会」でお話しすることについて、構成を練っているのですが、その中で、私たちの悩みとして共通して出てくるのが「言いたいことがサッと言えない」という問題・・・。。 なぜ、そうなってしまうのでしょうか?私たちは、頭の中に「言いたいこと」があるはずなのに、言葉にうまく出せないのはなぜ? 【「なかったこと」になっていく感情たち】 私も含めて、多くの人はインプット過多になりがちで、アウトプットが少ない、と言われます。そもそも、私たちの頭の中は、普段色々な感情が浮かんでは消え、浮かんでは消え、を繰り返しています。そんな感情も、頭の中が整理されていないから、言葉として出てこないのですよね。そして、そのまま、そうした無数の感情が「文... -
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スピーチ勉強会を開催することになったわけ
「もっと緊張せずに上手に話せたら」、「もっと気の利いた一言が言えたら」、これが私に時々回ってくる発言やスピーチの機会の度に感じていたことでした。 私自身はちょうど1年前から「ストーリーテリング」というものを学び、それなりにどのように伝えたら人の心に伝わるか、ということは比較的考えてきた方だと思います。コミュニケーションについても知識はある方でしょう。でも、「実践<知識」で絶対的に「実践」の場が足りていませんでした。頭の中が「知識」がうごめいているけれど、アウトプットできていないなぁ、というのが実感で。 テニスだってゴルフだって、動画を見たり頭で考えるだけでは上達しません。実際にラケットやクラブを握って打たないと、できるようにはなり... -
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スピーチの極意(その2)~あなたの「話し方」が変わる8つのポイント
前回はスピーチの極意として、スピーチ原稿を作成する上での「内容」と「構成」についてご紹介しました。今回は実践編として「話し方」について書いてみたいと思います。 https://www.foster802.com/speech/ 【8つのポイント】 話し方は色々な要素がありますが、効果があるものを挙げてみます。 ① 見られている(=緊張)⇒見ている(お役に立ちたい、伝えたい)へのマインド転換。 人前でスピーチやプレゼンをすると誰もが緊張します。それはあなたが「(普段とは違う)大勢の前で自分が見られている、晒されている」、という意識があるからです。逆に言うと、見ている方はそこまであなたのことを「さぁ、見てやろう!」という意識はないかもしれません。ここで大事なのはあなたがここ... -
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スピーチの極意~「伝えたいこと」が伝わるポイント
「スピーチやプレゼンがうまくなりたい」という人は多いでしょう。私自身、「ストーリーテリング」を勉強し、お伝えする中で「伝えたい内容をいかに効果的に伝えるか」について考えるようになりました。また、仕事やプライベートで、人前で発表をする機会がありますが、その時に話の構成方法や伝え方のスキル面で「もう少し上手に話せると良いのにな」「今のは〇〇が足りなかったな」と思ったこともしばしば。 そして、一つのことがクリアできても、「また次の課題」が生まれます。全体をカバーする「スピーチのマニュアル」や「チェックリスト」があれば良いのに、と思いましたが、意外にも「スピーチ原稿の作り方」「話し方」などについて、単体で示したものはあるのですが、いわゆる... -
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話す力を変える言葉のポジションーその言葉、「腹落ち」していますか?
佐藤政樹さんの『人を惹きつける話し方』に登場する「言葉のポジション」。ここでは、身体のどの部分を意識しているかによって、相手への伝わり方がまったく異なる、ということが書かれています(前回は「言葉を発する理由」について書きました)。 佐藤さんによると、意識のスタンスには3つあるそうです。 意識のスタンスが「頭」のとき、言葉をただ「唱えているだけ」に聞こえます。次に「胸」にあるとき、「うわべの言葉」に聞こえます。例えば、過度に緊張しているとき、焦っているときなどにこうなるようです。本書によると、多くの人が、何かを伝えるとき、ついついこの「胸のポジションの言葉」でアプローチしているそうです。「上手く話そう」と思い、テンションを上げて、「感... -
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言葉を発する理由
音声型SNSの番組「耳で読むビジネス書」で登場した佐藤政樹さんの『人を「惹きつける」話し方』。こちらで紹介されていることが、日頃勉強している「ストーリーテリング」や「話し方」とも重なるところ大だったので、シリーズでご紹介したいと思います。 私は今まで、「ストーリー」や色々なことを語る時、フラットに聞こえてしまいがちでした。話の中身やそのにもよりますが、アナウンサーのように、綺麗に読むことを意識し過ぎて、人の心に訴えるような話がなかなかできないのがコンプレックスでもありました。でも、この本を読んで、その理由や克服法がわかったような気がしました。 【ありのままの自分】 著者の佐藤さんは23歳でバレエを始め、28歳であの「劇団四季」のオーディシ...