「仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ(川上徹也 著)」~人への愛と感謝を学ぶ
Clubhouseの人気Room「耳で読むビジネス書(耳ビジ★)」で特集した川上徹也さんの本書を読んで。 この本は大手出版取次店に就職し、大阪支社に配属された東京生まれ・東京育ちの新人社員・大森理香を主人公として描かれている。出版取次店とは、本の流通段階で出版社と書店を結ぶ大事な役割を果たしているが、各書店への本の配置などはこの取次店の采配で決まるため、出版界では非常に大きな存在である。この理香が仕事を通じて出会うのが尼崎にある小林書店の店主、由美子さんとの出会いを通じて成長していく姿を描いている。 私もかつて、20代の頃に出版関係の部署にいたことがあり、この「取次店」とのやり取りや、数少ないが書店周りを経験したことがあった。また、その直後に大阪...