コミュニケーション– category –
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コミュニケーション
アメリカ人の発信力の秘密は?~地下鉄車内での出来事から
昨日は娘と1日マンハッタンに出かけていました。その道中、地下鉄の車内での出来事です。 【反対方面の電車に乗ってしまったわ!】 その日、私たちは1日中歩き、ようやく座ることができた帰りの地下鉄の車内でボーっと座っていました。次の駅に着いた時、正面の席の女性の声がしました。 「ああ、あなたはここに座りたいんですね、どうぞ!」 そう言って席を立った40代くらいの女性。空けられた席に疲れた様子の年配女性が座り込みます。なんだか疲れた表情です。 座ってしばらくすると、正面の路線図のパネル表示を見ていたらしいその年配女性が言いました。 「Oh my god!! 私は反対方面に乗ってしまったみたいだわ!」 悲嘆を隠さない表情。彼女の心配そうな顔はみるみる曇り、泣き出... -
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「そのひとこと」を飲み込む前に
佐藤政樹さんの著書『人を「惹きつける」話し方』の中で「人見知りを直す『声をかける習慣』」という項目があります。人は誰しも気づいてもらえたり、好意的な言葉をかけてもらえると嬉しいものです。でも、私たちは何か心に浮かんだとしても、余程親しい間柄でもなければ、その言葉を「飲み込んで」しまいます。それがたとえ相手を喜ばせるポジティブなものであったとしても・・・。 よく考えるとそれはとっても勿体ないことですね。でも、私たちはシャイだから、「これを言っても余計なお節介かな」とか「なんだか気恥ずかしいや」でなかなかそのひとこと、が言えません。正確に言うと、頭に一瞬浮かんだとしても、すぐに「やっぱり、いいや」と「なかったこと」にしてしまうのです。... -
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言葉の力~相手の自己重要感を満たす
人と話をする時、何かを伝える時、その内容以前に重要なのが、その相手を尊重する気持ちです。今日、ストーリーテリングの講座仲間とスピーチの練習会をしていた際に、ちょうどそのことが浮かび上がってきたので、それについて書いてみます。 Aさんの話。 Aさんはある大きなイベントに参加した際、参加すること自体に精一杯で、事前の準備が疎かになってしまったそうです。一方で、その中で同じ組織から参加した人の中には、きちんと自分たちの参加の目的を考え、伝えるべきことを事前に練習して用意したり、相手側への手作りのお菓子を作ったり、完璧に準備されていた方もいたそうです。 それを見て、Aさんは自分とのあまりの違いに落胆していました。「私もただ行くだけではなく、彼...
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