foster802– Author –
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「心の中」を言語化するということ(その②)~「内なる言葉」と向き合う
前回のブログで、「『心の中』を言語化する」ことについて書きました。コピーライターの梅田悟司さんの『「言葉にできる」は武器になる。』によると、自分も含め、多くの人は実際に発する言葉(「外に向かう言葉」)しか意識しておらず、自分の心の中で考えたこと、感じたこと(「内なる言葉」)を外に表現できていないようです。 「自分の心の中」を表現せずして、目の前の言葉をこね回そうとすると、そこには感情が伴わないかから「整理されていない」、「軽い」、「薄っぺらい」ものとして伝わってしまいます。今日はその「自分の心の中」で感じたことを一旦全部書き出してみる、ということの重要さ、その効果について書きます。 物事の伝わり方にはレベルがあり、本書によると、以... -
「心の中」を言語化するということ
私がこれまでの経験、学びの中で重要だと思い、さらに学びたいと思っていることは「自分の思い」や「やりたいこと」をきちんと言語化する、ということです。 私は幼少期から本を読んだり、文章を書くことが好きでした。社会人になってからも小説を中心に好きな作家のものを読み続けました。そこから学んだ思想は自分のその後の人生の血となり、肉となって生きています。その後30代で結婚、出産を経る中で、仕事はずっと続けていましたが、いつしか手にする本はビジネス書、実用書が中心になっていきました。 そんな私が社会人生活25年以上を経て、2度目の自身の海外駐在でニューヨークに行くことになりました。 ニューヨークに来た時、何か自分の中で今後第二の人生に向けて、何かを学... -
成長マインドセット~「伸び続ける人」に共通する思考とは?
皆さんはグロース(成長)マインドセットという言葉を聞いたことがあるだろうか?日本語では「成長マインドセット」や「しなやかマインドセット」という言葉に訳されることが多いが、ここでは「成長マインドセット」として紹介する。 「マインドセット」とは、経験・教育・先入観から形成される、心理状態や思考パターンを表す。成長マインドセットとは「自分の才能や能力は、経験や努力によって向上できる」という考え方である。これと対になるのがフィックスドマインドセット(硬直マインドセット)であり、このマインドを持った人は「自分の才能や能力は、生まれ持ったものであり、変わることはない」という考え方をする。この2つの概念を提唱したのはスタンフォード大学のキャロル... -
今すぐ外に出て走ろう!~『運動脳』を読んで
脳はいくつになっても進化するってホント? 今月7年ぶりにジョギングを始めた。中高時代は陸上部だったし、大人になってからも走っていた時期はあったのだが、何となく止めてしまい、最近は運動と言えばもっぱら自宅でヨガマットの上でやるトレーニングか、たまのウォーキング程度。そんな私が急にやる気になったのが、この本。 一般に、人間の脳は25歳をピークに、年齢とともに縮む一方というのが定説であった(1年で約0.5%ずつ小さくなると言われている)。ところが本書によると、運動により脳細胞の新生を促すことができ、身体を活発に動かせば、2倍にも増えるというのだ。運動の効果はダイエットや健康にとどまらず、脳にまで良いとは! (以前、「老人脳」について書いた記事はこち... -
『パン屋ではおにぎりを売れ』『バナナの魅力を100文字で伝えてください』を読んで②~仕事、人間関係のバイブル
『パン屋ではおにぎりを売れ』『バナナの魅力を100文字で伝えてください』を読んで①~仕事、人間関係のバイブル 続き。 「伝える」≠「伝わる」 2冊目『バナナの魅力を100文字で伝えてください』は「伝える」技術について書かれた本。本書によると「伝える」ことと「伝わる」ことはイコールではない。一般に「相手が理解できるように伝える」ことができている人は少ない。これは「脳のバイアス」は100人いれば100通りあり、「自分の脳が見ている世界」と「相手の脳が見ている世界」が違うということを理解することが大切だという。本書では様々な方法で「伝える技術」について、誰にでもわかりやすい方法で伝授してくれている。 ㅤ https://amzn.to/4d01jst 伝わる技術は7階建て構造~... -
『パン屋ではおにぎりを売れ』『バナナの魅力を100文字で伝えてください』を読んで①~仕事、人間関係のバイブル
今回紹介するのは『パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法』と『バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則』の2冊。こちらの著者柿内尚文さんはアスコム社で長年編集の仕事に従事され、数々のベストセラーを生み出してきたヒットメーカー。そこで培ったノウハウを俗人的なものでなく、社内で共有し、誰でも同じクオリティの編集ができるようにしているという。今回の2冊はそんな柿内さんが著者として、秘伝のノウハウを惜しみなく伝授した思考、伝達のためのバイブル的な本。こちらを読んで、自分なりに響いたポイントをまとめてみた。 考える=「広げる」+「深める」 1冊目の『パン屋ではおにぎりを売れ』は「考える技術」につい...