foster802– Author –
foster802
-
ビジネス書
今すぐ外に出て走ろう!~『運動脳』を読んで
脳はいくつになっても進化するってホント? 今月7年ぶりにジョギングを始めた。中高時代は陸上部だったし、大人になってからも走っていた時期はあったのだが、何となく止めてしまい、最近は運動と言えばもっぱら自宅でヨガマットの上でやるトレーニングか、たまのウォーキング程度。そんな私が急にやる気になったのが、この本。 一般に、人間の脳は25歳をピークに、年齢とともに縮む一方というのが定説であった(1年で約0.5%ずつ小さくなると言われている)。ところが本書によると、運動により脳細胞の新生を促すことができ、身体を活発に動かせば、2倍にも増えるというのだ。運動の効果はダイエットや健康にとどまらず、脳にまで良いとは! (以前、「老人脳」について書いた記事はこち... -
ビジネス書
『パン屋ではおにぎりを売れ』『バナナの魅力を100文字で伝えてください』を読んで②~仕事、人間関係のバイブル
『パン屋ではおにぎりを売れ』『バナナの魅力を100文字で伝えてください』を読んで①~仕事、人間関係のバイブル 続き。 「伝える」≠「伝わる」 2冊目『バナナの魅力を100文字で伝えてください』は「伝える」技術について書かれた本。本書によると「伝える」ことと「伝わる」ことはイコールではない。一般に「相手が理解できるように伝える」ことができている人は少ない。これは「脳のバイアス」は100人いれば100通りあり、「自分の脳が見ている世界」と「相手の脳が見ている世界」が違うということを理解することが大切だという。本書では様々な方法で「伝える技術」について、誰にでもわかりやすい方法で伝授してくれている。 ㅤ https://amzn.to/4d01jst 伝わる技術は7階建て構造~... -
ビジネス書
『パン屋ではおにぎりを売れ』『バナナの魅力を100文字で伝えてください』を読んで①~仕事、人間関係のバイブル
今回紹介するのは『パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法』と『バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則』の2冊。こちらの著者柿内尚文さんはアスコム社で長年編集の仕事に従事され、数々のベストセラーを生み出してきたヒットメーカー。そこで培ったノウハウを俗人的なものでなく、社内で共有し、誰でも同じクオリティの編集ができるようにしているという。今回の2冊はそんな柿内さんが著者として、秘伝のノウハウを惜しみなく伝授した思考、伝達のためのバイブル的な本。こちらを読んで、自分なりに響いたポイントをまとめてみた。 考える=「広げる」+「深める」 1冊目の『パン屋ではおにぎりを売れ』は「考える技術」につい... -
ビジネス書
「80歳でも脳が老化しない人がやっていること」を読んで~スーパーエイジャーになるには?②
脳も体もバランスが大事 ①では「脳にいい暮らし」や「生きがい」などについて触れたが、脳の活性化のためには運動も有効である。 脳の認知機能を高めるのに特に最適なのは「ドリブル、平均台などバランスをとる運動」だという。本書では「脳活ドリブル」というコーディネーション運動(リズム、バランス、反応、識別など、複数の動きを同時にする運動。脳から体への伝達速度をよりスピーディに、より正確にする効果がある)が紹介されている。また、ダンスはコーディネーションを構成するあらゆる要素をほとんど使う運動として、「脳活の極み」だという。 運動以外でも脳を鍛える方法がある。YouTubeなTwiitterなどのSNSを日常生活に取り入れたり、語学や資格取得のためのの勉強、トラ... -
ビジネス書
「80歳でも脳が老化しない人がやっていること」を読んで~スーパーエイジャーになるには?①
西剛志さんの「80歳でも脳が老化しない人がやっていること」を読んで。 人は誰でも歳を取る。年を取ると周りが気にならなくなる、同じ主張を繰り返す、感情的になる人が多くなる。年齢とともにそういう行動を知らず知らずに取ってしまうことを筆者は「老人脳」と呼ぶ。一方で、80代や90代になってもどんどん新しいことに挑戦し、元気に前向きに若々しく生きている人たち(「スーパーエイジャー」)もいる。ではどうしたら、彼らのように脳をいつまでも若々しく保てるだろうか?本書はその習慣と行動について、様々な方法で解説・紹介している。 脳のピーク年齢は? 脳は通常、30代から少しずつ萎縮が始まり、その後少しずつ萎縮が進み、老化していく。その結果年齢とともに、物忘れが多... -
ビジネス書
1%の本質を最速でつかむ「理解力」とは?②~人生をよりよくするための最速チケット!
1%の本質を最速でつかむ「理解力」とは?①~脳内に「理解の箱」を増やそう!の続き。 【この話の幹(目的)は何だろうか?ーまずは幹から!】 人は「全体」から「細部」へ説明されたときに理解を深めるという。人にものを伝えるときは「全体から細部」を意識すると話の目的がよくわかる。逆に、「細部から全体」だと、何の話をしているかわからない。木に例えると「幹⇒枝⇒葉」の順番となる。つまり「幹」から伝える(考える)ことが大事だ。先に「枝、葉」について話してしまっては、話が伝わらない。逆に自分が人の話を聞くときは、その話の「幹(目的)」について話しているのか、を見極める。順番を考えず、支離滅裂な話し方をする人の話を聞くときは「これは〇〇についての話ですか...