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ビジネス書
アップデートする脳~『成熟脳』から
『妻のトリセツ』。「夫のトリセツ』で有名な黒川伊保子さんの本。 年代別、男女別の脳の構造、仕組みがわかりやすく説明されており、「なるほど」ポイントがたくさんありました。 【7年ごとに大人になる脳】 この本での気づき、はまず人間の身体だけでなく、脳がどういう変化を遂げていくか、脳の成熟過程がわかるという点です。黒川さんによると、人間の脳は「7年ごとに大人になる」のだそうです。そして、もっとざっくりと分けると、「28年間」で一区切り、具体的には、以下のような感じです。 ・第一ブロック(誕生~28歳):「入力装置」としての成長期 ・第二ブロック(29~56歳):必要な「回路」の優先順位をつける移行期 ・第三ブロック(57~84歳):出力性能最大期(「本質... -
ストーリーの事例
ストーリーテリングとCM~CMから学ぶ「共感」とは
「ストーリーテリング」の勉強を始めてから、「カラーバス効果(一つのことを意識し始めると、日常の中でそのことに関する情報が自然と目に留まるようになる現象)」なのか、世の中で「ストーリー」を使った広告がよく目に留まるようになりました。中でも顕著なのは企業のCMです。今日は2つの例を紹介します。 1つ目はアメリカのExtra GumのCMです。 ハイスクールで出会ったSarahとJuanが恋に落ち、その後の紆余曲折が2分弱のストーリーで描かれています。この2分間の間に製品について紹介する場面は一切登場しません。でも、背景にさりげなく、「Extra」のガムが脇役として登場しています。そして、恋人たちの出会った時の甘酸っぱい気持ち、離れ離れになり、すれ違いが続く切ない気持... -
ビジネス書
『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー 」の教え』を読んで~人はいま、この瞬間から幸せになれる
本書は高名な精神科医アドラーの教えを伝えるため、哲学者と青年の対話形式でわかりやすく書かれている。『嫌われる勇気』というタイトルはなかなか強烈に感じるが、この本でいう「嫌われる」とは「(人の目を気にして)人に好かれよう、良く思われようということばかり考えない」ということに置き換えられる。つまり「ありのままの自分でいること(普通であること)の勇気」を持とう、ということが書かれている。 「自分を好き」という人は特に日本では多くないという。でも、「自分」は何ものにも置き換えられない唯一無の存在。本書ではその自分を好きになった方が幸せに生きられる、ということを書いている。そして、自分を好きになる方法として、ありのままの自分を受け入れる「自... -
ストーリーの作り方
コネクティング・ザ・ドッツ(その②)~子供の頃好きだったこと
以前、「コネクティング・ザ・ドッツ」について書きました。過去に経験したこと、好きだったことなどの「点」が思わぬ瞬間に「線」として繋がるという話です。 https://www.foster802.com/connectingthedots/ 今日は「子どもの時に好きだったこと」について考えてみました。よく、「自分が本当にやりたいこと」を考える時に、「昔好きだったこと」を思い出してみる、というワークを見ることが多いからです。 私の場合、以前「書くこと」についての思い出について触れました。その時に子供時代日記を書いていたこと、中学時代に作文を褒められた記憶が今でも自分の中に残り続けていること、について書きました。そして、長い年月を経て、この2年ほど前にニューヨークに来てから、再び書... -
プライベート
手紙の世界
今日は手紙について書こうと思います。 私は子供の時から手紙を書くことが好きでした。当時は「文通」というものが流行っていて、私は小学生時代、当時子供向けの新聞を通して、岡山に住む1つ年上の女の子と文通をしていました。小学生だというのに、「京本政樹が好き」というマキちゃんがとてもハイカラなお姉さんに思えました。書いている内容も少し大人っぽくて、自分との違いに驚きながらも楽しかったものです。一度だけ、電話で話したことがありましたが、とても緊張してうまく話せなかったのを憶えています。どうしてあんなに緊張したんだろう?人見知りしたのかな? 大学時代、私は海外に頻繁で出かけました。短期留学をきっかけに海外によく行くようになり、大学でフランス語を... -
ストーリーの作り方
生活に「ストーリー」を~ストーリーの作り方
今日も「ストーリーテリング」関連で、実際に「ストーリー」がどんなところで、どんな風に使えるか?、「ストーリー」が使えるとなぜ良いのか、について書いてみたいと思います。 https://www.foster802.com/storytelling/ 【商品・サービスの紹介】 「ストーリー」が活躍する場として、一番に思い浮かぶのは商品やサービスの紹介です。「ストーリー」は(数ある商品・サービスの中で)なぜ、この商品(サービス)が良いのか、(数ある)コンサルタント・講師の中でなぜ、あなたを選ぶべきなのか、を際立たせてくれます。 例を挙げましょう。 あなたはアクセサリーを売っています。普通に商品を紹介した場合はこんな感じでしょうか。 「このペンダントは世界有数のパワースポット、ヒマ...