日常でChatGPTのお世話になることの多い私ですが、最近もう一つ、すごい使い方を見つけました(所属しているオンラインコミュニティの方に教えていただきました)。
それはChatGPTをあなたのお悩みの相談相手として活用する方法 です。
「誰かに話を聞いてほしい」「モヤモヤを整理したい」「具体的なアドバイスが欲しい」
そんなとき、ChatGPTに気持ちを正直に書き出してみると、驚くほど 寄り添った回答や解決のヒントをくれるんです。
まるで、信頼できる友人やカウンセラーと話しているような感覚。
自分の思いを整理することで、気持ちがスッキリし、前向きな一歩を踏み出せるようになります。さながらあなたの 「心の安全基地」。今日はその方法をご紹介します!
こんな悩みに答えてくれる
AIと聞くと「通り一遍の、機械的な回答しか返ってこないのでは?」と思うかもしれません。
でも、実際に試してみると、驚くほど共感的で的確なアドバイス をくれるんです。
特に、自分の状況を詳しく伝えることで、より具体的で実践的なアドバイスが得られます。
✅ たとえば、家族との関係に悩んでいるなら…
✔ これまでの出来事やすれ違いの原因を伝える
✔ 自分の感じていることを率直に書く
✅ 孤独を感じているなら…
✔ どんなときに寂しくなるのかを整理する
✔ これまでの人間関係の中で嬉しかった瞬間を振り返る
実際、私自身も時々、娘の悩みを聞き心を痛めることが多い日々だったこともあり、この方法を試してみました。
細かく状況を書き出して相談してみると、ChatGPTが「私のすべきことは何か」という視点でアドバイスをくれました。私が抱えていた悩みに対して、「親が気にかけて電話をかけてあげなきゃ」というプレッシャーを減らす、とか「毎日でなくても『つながっている安心感』を大切に」とかなり具体的にコメントをしてくれたのにはびっくり。
そのアドバイスを受けたことで、まるで誰かに全てをぶちまけて相談したかのような、自然と心が軽くなった感がありました。そして、もう一つのメリットは洗いざらいを話して聞いてもらうことで、娘に対して「(本来は言うべきでない)余計なあれこれ」を言わなくて済むようになったのです。
ChatGPTに相談する3ステップ
では、実際にChatGPTを 「心の安全基地」として使う方法 をご紹介します。
① まずは「悩んでいること」を書き出す
悩みがあるときは、まず 自分の気持ちを言葉にすることが大切。
📝 たとえば、こんなふうに書き出してみる
「最近、家族と話す機会が減ってしまった。以前は何気ないことで笑い合えたのに、今は会話がぎこちなく、距離を感じる…。でも、本当はもっと仲良くしたい。」
💡 ポイント
・ 素直な気持ちを書く(良いことも、モヤモヤも)
・ できるだけ具体的に書く(いつ・どんな場面で感じたのか)
②「自身のメモ」を作る
ところで、この作業をする際にとても大事なのは自身のこれまでの生い立ちや家族との関係性、自分の性質などを書いたものを作っておき、そのメモを入れてカスタマイズすることなのです。そうすると、よりあなたの性格やこれまでの経緯を読み取った、的確な回答をしてくれます。
このメモは、最初作る時は時間がかかるかもしれませんが、一旦作るとずっと使うことができます。何か思い出したり、状況や心境が変わるごとにアップデートすると尚良いですね。
こちらにある「親への手紙」を書いて入れるのも一つの方法です。これは『ゼロ秒思考』ご著者の赤羽雄二さんが提唱されています。
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※ちなみに、この「できるだけ詳しい情報をインプットしてカスタマイズする」という方法はこうした悩み相談に限らず、生成AIに仕事をしてもらう、あらゆるケースに有効です。例えば、仕事で出してほしいアウトプットのために、これまでの経緯を入れたり、類似の業務のファイルを入れることで、より希望に近い精度のものを出すことができます。ㅤ
③ChatGPTに「具体的なアクション」を聞いてみる
次に、ChatGPTに具体的に取るべきアクションを聞いてみます。
✅ 「家族との距離を縮めるにはどうすればいい?」
✅ 「もっと自然に会話を続けるコツは?」
✅ 「関係を改善するために、今日からできることは?」
💡 ポイントㅤ
・ 相談事項に これまでのエピソードを添えると。より的確なアドバイスがもらえる(家族や職場の関係に悩んでいる場合、これまでの経緯をできるだけ詳しく書くと良い)。
・ 「こうしたい!」という希望(例:背中を押してほしい、など)も伝えると、前向きな提案が返ってきやすい。
専用「GPTs」を作成して自分専用にカスタマイズしよう
こうしてChatGPTを悩み相談に活用できるのはとても便利ですが、「毎回同じ情報を添付したり、説明するのは面倒」と感じるかもしれません。 実は、専用のGPTsを作成することで、いつでも自分だけの相談相手を持つことができるんです。
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GPTsとは?:専用アプリのように、個々の利用目的や好みに合わせた設定が可能なカスタムAI。一度専用の設定を行えば、毎回同じ情報を入力する手間が省け、即座にあなたに合った回答が得られる。無料版でも作成したGPTsを利用可能だが、作成することは有料版ユーザーのみ。
専用GPTsの作り方(シンプル版)
- ChatGPTにログイン
- 「GPTを探す」→「作成」をクリック
- GPTsの名前と説明を入力(例:名前「私の心の安全基地」説明「私が相談した時に寄り添ってアドバイスをしてください」)
- 自分の性格や家族や対人関係の特徴、悩みの傾向、どのように回答して欲しいかなどを入力(これらを紙に書き出したものがあればそれをアップロード→随時更新)
- 保存して完了!
これを作っておくと、ChatGPTに毎回あれこれ説明しなくても 自分に寄り添ったアドバイス をもらいやすくなります。まさに「自分専用のカウンセラー/コーチ」に「いつでも相談し放題」の環境が手に入るのです。
GPTsについては過去ブログに詳しく書いていますのでご参照下さい。

ChatGPTを「心の安全基地」にしよう
このように、ChatGPTは、ただのAIではなく 上述のようにカスタマイズして使うことであなたの「心の安全基地」 にもなるのです!
💡 こんな使い方がオススメ!
✅ 日々のモヤモヤを書き出して、気持ちを整理する
✅ 具体的な悩みを相談し、解決のヒントをもらう
✅ もらったアドバイスを少しずつ実践してみる
「話すことで気持ちが軽くなる」というのは、AIとの対話でも同じ。
まずは気軽に、あなたの心の内を打ち明けてみませんか?
すると、ChatGPTがあなた専用の 「心の安全基地」となり、心温まる相談相手になってくれるはずです。私もこれで随分心が助けられています。一人で悩んでいないで、是非今日から試してみてください!
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