2023年– date –
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ストーリーの事例
「奇跡のリンゴ」で学ぶ!ビジネスシーンでのストーリー展開
前回はビジネスシーンで有効なストーリーの種類について、ご紹介しました。今回は、なぜビジネスの場においてストーリーを使うと良いのか、他社や他の製品・サービスと差を付けられるのか、について書きたいと思います。また、それらを受け、具体的にどのようにストーリーに落とし込み、展開していくのかについてもご提案します。 【なぜビジネスシーンでストーリーを使うと良いのか】 1.人の感情が動き、共感を得られる ストーリーを目にすると、人の「感情が動き」、共感が得られます。人は単なるデータではなく、その背景にあるストーリーによって、共感したり、同情したり、と感情が動きます。さらにはその商品、サービス、あなたのファンになることもあります。 2.オンリーワ... -
ストーリーの作り方
ビジネスの勝者になる!5つのストーリー戦略
ビジネスの場で「ストーリーが使えるかどうか」、はビジネスの成功を大きく左右します。でも、「世の中には一体どんなストーリーがあって、どうやって使うのか」は意外に知られていないようです。 今日はそんなあなたに具体例を交えながら、いくつかの特徴的なストーリーとその効果について、説明しますね。そして、後半は「ストーリーを使うとどんなことが起きるのか」についても、お話しします。 【ビジネスで主要な5つのストーリーとは?】 1.バリューストーリー:商品やサービスの価値を伝える 特徴:バリューストーリーは、商品やサービスが提供する「価値」を中心に構築されるストーリーです。その商品・サービスがどうやって作られたのか、その何が新しく、何が違うのか、そ... -
ストーリーの作り方
ロングもショートも自在!心を動かすストーリーテリングの極意
これまでストーリーテリングにおける、ストーリーの書き方について書いてきました。ストーリーは「ワンメッセージ」を伝えるために長いものから短いものまで色々なパターンがあります。 【時代はショート?】 「ロングストーリー」は主に講演や誰からに頼まれて話をする時、時間を取って話をするイメージですね。例えばセミナー、講演会、製品発表の場など。その時はじっくり、なぜこれをやっているのか、それまで自分はどんな経験をしてきたのか、そこからの学びは何か、などを入れながら話します。時間にすると最低10分、内容によっては数十分くらいを要します。 でも、私たちは日常、そこまで長い「尺」を持っているわけではありません。普段何気ない会話の中で3分、いや1,2分でポ... -
ストーリーの作り方
一つのストーリー×複数のメッセージ
先日はストーリーの中における「ワンメッセージ」の重要さについての記事を書きました。今回はその「ワンメッセージ」が1つのストーリーから複数できること、また、その場合の使い分け方などについてお話ししようと思います。 https://www.foster802.com/onemessage/ 【Sさんのストーリー~「え?私がセミナーを!?」】 今日はSさんについてお話しします。Sさんはストーリーテリングの講座生仲間です。彼女は長年「これまで自分には楽しいことなんてなかった」が口癖でしたが、講座生として一緒に学んでいく中で、日を追うごとにその表情が変わっていきました。もともと笑顔がチャーミングな方でしたが、以前は下がりがちだったその口角が、今ではまるで形状記憶されたかのように上がり... -
ストーリーの作り方
映像のような文章を書くにはー「ドキュメンタリー文章」のススメ
今参加している藤沢あゆみさんと戸田美紀さんの共著『WEB文章術 プロの仕掛け66』の購入企画として、本の内容を1コマずつお二人が講義してくれるという特典があります。その中で、先日「ドキュメンタリー文章」(by藤沢あゆみさん)について紹介がありました。これは「ストーリーテリング」を言語化する上で非常に参考になる手法であり、是非こちらでもご紹介したかったのです。 https://amzn.to/3O4NRJc さて、この「ドキュメンタリー文章」のことをあゆみさんは「読む情熱大陸」とも称しています(あゆみさんは実際にその名前で文章を書くサービスも提供しています)。なぜこの名前なのか?それは、この文章が、読者にまるでTV番組の『情熱大陸』を見ているかのような印象を与えるか... -
ストーリーの作り方
事実だけでは伝わらない~感情が揺さぶられる要素を入れよう
前回はストーリーの作り方について取り上げ、「ワンメッセージ」の大切さについて説明しました。今回はその後に続く、「山と谷」、「感情が揺さぶられる出来事」、「視覚と描写」、「リアルな会話」などの要素について説明します。 https://www.foster802.com/onemessage/ 【感動の起承転結:「山と谷」】 心に響くストーリーには「山」と「谷」が欠かせません。この落差が大きいほど、ストーリーはドラマチックになり、人々の心に残ります。例えば、何に対しても自信がなく、人前に出るのが苦手なのに、PTAの集まりでくじ引きをして、役員をやることになってしまったアキコ。この瞬間が「谷」です。最初は「貧乏くじを引いた」と落胆していました。しかし、役員活動を始めてみると、予...