2023年8月– date –
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プライベート
過去の私、今の私
以下は先日のストーリーテリングの講師講座で披露したお話なのですが、言語化してみることにしました。 20年前、私は最初の海外駐在でパリに赴任しました。当時、私はとても緊張していました。今でこそ、女性駐在員はあちこちに出ているのですが、その時は過去にヨーロッパに駐在した女性はおらず、私が初めてでした。 前任者は先輩の男性、仕事もフランス語も何もかも完璧に見えて、行く当所は「私が行って迷惑ではないかな?」「戦力ダウンと思われないか?」という不安でいっぱいでした。後から考えてみると、数年間駐在して帰国する人と、初めて海外で仕事をする人、同じ戦力である必要もないのですが、当時はそんなことを考える余裕もありませんでした。 実際に赴任してみると、そ... -
プライベート
夢に期日を
今回旅をしていて気づいたこと。 年月は本当に「あっという間」に流れていく。私が最初の駐在地のパリから戻った時「またいつでも帰ってこれる。」、そう信じていました。 でも、気づいたら、次に訪れることができたのはそこから15年も後のことでした。出産や子育て、そして仕事があり、簡単にヨーロッパに旅行に来れる状況ではなかったのが大きな理由でしたが、それにしても、それだけの間が空いてしまいました。 そして、その時「今度からはもっと間を空けずに戻ってこよう」と誓ったのだけれど、気づくとそこからまた4年・・・。その間にはコロナあり、アメリカへの駐在あり、とやはりそれぞれ事情はありましたが、それにしても、月日の経つスピードには驚くばかり。 今夏旅行をした... -
プライベート
「当たり前」の裏側に
先日夏休みでフランスを訪れました。その中で滞在した南仏の小さな村、Eze村での出来事を書きたいと思います。 Eze村は南仏ニースとモナコの中間地点に位置し、標高約400メートルの岩山にあります。この村は中世の面影を残すメルヘンチックな村と地中海を一望に見渡せる風光明媚さが魅力です。実は、私たちはそこに、今からかれこれ20年以上も前、行ったことがありました。ですが、前回滞在した時は生憎、お天気に恵まれなかったのです。そのため、今回の滞在はそのリベンジという目的もありました。地中海を目にされたことのある方は印象に残っていると思うのですが、地中海の海の色は特別です。「碧」という漢字で表現されることが多いように、地中海特有の深い青と透明感を感じさせ... -
感動・共感を呼ぶストーリー
話すための「書く」とは?
先日からご紹介している佐藤政樹さんの『人を惹きつける話し方』に、「話すための書く練習」について書かれています。以前こちらで「『心の中』を言語化するということ」ということを書きましたが、私たちの心の中には、数えきれないほどの思考や感情がありますが、それらをすぐに言葉にすることは容易ではありません。頭の中に浮かんだアイデアや感想は、時間が経つと消えてしまうことが多いですよね。そんな浮かんだ言葉を消えずに残すための秘訣は、「書くこと」なのです。 https://amzn.to/4bqfyWz 【書けない人は話せない?】 なんだ、当たり前のことじゃないか、と思うかもしれません。でも、意外にこれを習慣化している人は少ないのです。私もこれまで心の中に浮かんでは、いつ...
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