2023年5月– date –
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コミュニケーション
言葉の力~相手の自己重要感を満たす
人と話をする時、何かを伝える時、その内容以前に重要なのが、その相手を尊重する気持ちです。今日、ストーリーテリングの講座仲間とスピーチの練習会をしていた際に、ちょうどそのことが浮かび上がってきたので、それについて書いてみます。 Aさんの話。 Aさんはある大きなイベントに参加した際、参加すること自体に精一杯で、事前の準備が疎かになってしまったそうです。一方で、その中で同じ組織から参加した人の中には、きちんと自分たちの参加の目的を考え、伝えるべきことを事前に練習して用意したり、相手側への手作りのお菓子を作ったり、完璧に準備されていた方もいたそうです。 それを見て、Aさんは自分とのあまりの違いに落胆していました。「私もただ行くだけではなく、彼... -
心の中を言語化する
「当たり前」を知る効果
最近、年明けからずっと続いていたジョギングをお休みするはめになりました。『運動脳』を読んで以来、習慣にしていたジョギング、時間は短いものの、健康効果のみならず、思考をクールダウンし、色々なアイディアが浮かんでくる貴重な時間でした。 でも、数日前の夕方のランで足を挫いてしまいました…。 痛めたのは左の足首ですが、ここは一昨年、ニューヨークで迎えた1年目の冬、まだ慣れない「凍った階段」で足を滑らせて痛めてしまった古傷です。その後もなぜか、痛めるのは決まって同じ方の足。今回も「よりによって、なぜ左足をまたやってしまったのだろう」と恨めしく思っていました。 【「当たり前」だったこと】 幸い足は大事には至らず(おそらく)、サポーターを付けて普通... -
ビジネス書
SNSは宝箱?~『WEB文章術』66講座から学ぶ
戸田 美紀さんと藤沢 あゆみさんの共著『WEB文章術 プロの仕掛け66』の購入特典企画で始まった66回講座。本書の内容を66回×1時間、ZOOMで講義いただけるという、何とも夢のある企画です!こちらで定期的にアウトプットしていきたいと思いますので、どうぞお付き合い下さい。これをしながら自分のブログ、SNSを改善していくのも目的の一つです!(読者の皆さんも、参考になる部分があったら取り入れてみていただけると嬉しいです) 【#1 SNSは宝探し、宝を見つければゴミにはならない】 ます冒頭から、SNSは「宝の山」から宝探しをする場所、なのだそうです。SNSのメリットは気軽に情報発信、拡散ができるメリットがあります。 でも、その反対に、プライバシーを晒してしまったり、場... -
ビジネス書
アップデートする脳~『成熟脳』から
『妻のトリセツ』。「夫のトリセツ』で有名な黒川伊保子さんの本。 年代別、男女別の脳の構造、仕組みがわかりやすく説明されており、「なるほど」ポイントがたくさんありました。 【7年ごとに大人になる脳】 この本での気づき、はまず人間の身体だけでなく、脳がどういう変化を遂げていくか、脳の成熟過程がわかるという点です。黒川さんによると、人間の脳は「7年ごとに大人になる」のだそうです。そして、もっとざっくりと分けると、「28年間」で一区切り、具体的には、以下のような感じです。 ・第一ブロック(誕生~28歳):「入力装置」としての成長期 ・第二ブロック(29~56歳):必要な「回路」の優先順位をつける移行期 ・第三ブロック(57~84歳):出力性能最大期(「本質... -
ストーリーの事例
ストーリーテリングとCM~CMから学ぶ「共感」とは
「ストーリーテリング」の勉強を始めてから、「カラーバス効果(一つのことを意識し始めると、日常の中でそのことに関する情報が自然と目に留まるようになる現象)」なのか、世の中で「ストーリー」を使った広告がよく目に留まるようになりました。中でも顕著なのは企業のCMです。今日は2つの例を紹介します。 1つ目はアメリカのExtra GumのCMです。 ハイスクールで出会ったSarahとJuanが恋に落ち、その後の紆余曲折が2分弱のストーリーで描かれています。この2分間の間に製品について紹介する場面は一切登場しません。でも、背景にさりげなく、「Extra」のガムが脇役として登場しています。そして、恋人たちの出会った時の甘酸っぱい気持ち、離れ離れになり、すれ違いが続く切ない気持... -
ストーリーの作り方
コネクティング・ザ・ドッツ(その②)~子供の頃好きだったこと
以前、「コネクティング・ザ・ドッツ」について書きました。過去に経験したこと、好きだったことなどの「点」が思わぬ瞬間に「線」として繋がるという話です。 https://www.foster802.com/connectingthedots/ 今日は「子どもの時に好きだったこと」について考えてみました。よく、「自分が本当にやりたいこと」を考える時に、「昔好きだったこと」を思い出してみる、というワークを見ることが多いからです。 私の場合、以前「書くこと」についての思い出について触れました。その時に子供時代日記を書いていたこと、中学時代に作文を褒められた記憶が今でも自分の中に残り続けていること、について書きました。そして、長い年月を経て、この2年ほど前にニューヨークに来てから、再び書...
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