『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー 」の教え』を読んで~人はいま、この瞬間から幸せになれる
本書は高名な精神科医アドラーの教えを伝えるため、哲学者と青年の対話形式でわかりやすく書かれている。『嫌われる勇気』というタイトルはなかなか強烈に感じるが、この本でいう「嫌われる」とは「(人の目を気にして)人に好かれよう、良く思われようということばかり考えない」ということに置き換えられる。つまり「ありのままの自分でいること(普通であること)の勇気」を持とう、ということが書かれている。 「自分を好き」という人は特に日本では多くないという。でも、「自分」は何ものにも置き換えられない唯一無の存在。本書ではその自分を好きになった方が幸せに生きられる、ということを書いている。そして、自分を好きになる方法として、ありのままの自分を受け入れる「自...